哲学対話を行うコミュニティ「Dialog」ではゆるく哲学対話を行っています。
基本的には哲学対話好きの主催者が半分趣味として行なっているコミュニティです。
発足の経緯と目的
私が哲学対話と出会ったのは、大学時代に哲学者の先生のゼミに遊びに行った時です。初めて経験した哲学対話は「遊びとは?」というテーマでした。
初めて哲学対話を経験してみて、今まで使ったことのない脳の領域をフル回転している感覚と、哲学が日常にこんなに活かせるのかという感動を覚えました。
以来哲学対話にハマり、大学内で哲学対話を行うサークルを立ち上げました。それが学内の枠を超えて全国(海外も含め)から、老若男女問わず参加いただけるようになり、今のDialogに至ります。
私が初めて哲学対話を経験した時の感動をより多くの人に伝えたいというのが、Dialogを設立した目的です。(単純に哲学対話が楽しいからという想いも半分くらいあります)
また、哲学は一般的な常識に反して「実生活に役に立つ」学問だと多くの場面で実感しています。
誰でも参加できる哲学対話を通して、より多くの人が哲学を日常に取り入れ、何度も繰り返し哲学対話を行うことでより効果的に活用していけることを目指しています。
哲学対話について
隔週ペースでひたすら哲学対話を行います。(2022/12現在は隔週木曜日に開催)
哲学対話の場合は以下のとおりです。
—–
時間:20:00 ~ 22:00(都合により変更の場合あり)
テーマ:事前に参加する方の希望を聞いて決定
最少催行人数:1名(過去には主催者と参加者の1体1のこともありました)
参加資格:無し
料金:無料
—–
哲学対話(本質観取)の進め方
ここで行う哲学対話は現象学を基にした本質観取という方法で行っています。
本質観取の手順は以下のようなイメージです。「〇〇とは?」というテーマであれば、
- 「〇〇」を感じた事例を挙げてみる
- それぞれの事例を問いかけ、深める
- 全ての事例に共通しそうな要素を考えてみる
- 「〇〇」を一言で定義してみる。
詳しくは以下記事で解説しています。
哲学対話のテーマ
テーマとなる「〇〇とは?」はかなり色々なものについて考えることができます。
過去には、「ビジネスとは?」「怒りとは?」「愚痴とは?」「ゴミとは?」「死の恐怖とは?」「よい地方創生とは?」など、多種多様なテーマを考えてきました。
基本的には参加者の方の関心のあるテーマになります。
先の例で言えば、「ビジネスと聞くと胡散臭いと思ってしまうのはなぜか?」「怒りをコントロールするにはどうすれば良いのか?」「職場での愚痴を減らすためにはどうしたら良いのか?」などです。
事前にお知らせいただければ先着でそのテーマを採用しています。
このブログでは、過去に開催した哲学対話のレポートを色々と記事にしているのでよければご覧ください。
グラウンドルール
哲学に関する知識は全く必要なく、以下のグラウンドルールを守っていただける方なら誰でもご参加いただけます。
- 焦らなくていい。沈黙していい。
- 客観ではなく主観で考える。
- 自分の主観が絶対だと決めつけない。
- 「結局人それぞれ」で終わらせない。
- 問いかけることを大切にする。
運用形態
哲学対話は基本オンライン(Zoom)で行なっています。
コミュニティ運営にはLINEのグループを使っています。(より良いツールがあれば移行したいと思っています)
将来の展望
現在は日常で使う言葉をテーマとした哲学対話の活動がほとんどですが、将来的には
- 哲学書の読書会
- 対面での哲学対話
- 一冊の本をテーマとした哲学対話
- 歌詞をテーマとした哲学対話
などを行なっていきたいと考えています。
Dialogの哲学対話に参加してみたい方は、TwitterでDMからお知らせください。
https://twitter.com/Philoso_Design
コメント